継続における最後の敵=ラスボスは「罪のライセンス」という話

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こんにちは。わりひとです。

今年の4月からダイエットを始めて、11月までに15kg痩せました。
頑張りました。ほんと頑張ってここまできました。
これはもうダイエットを継続して結果を出したといっていいのでは?

しかしここ1ケ月停滞しています。。。
それどころか少し体重が増えてしまいました。

理由は簡単。食べるからです。
カルビーのフルグラがおいしいのです。
やめられない止まらないで、1袋380gが1日で無くなってしまうのです(泣)

約半年の間ずっとできていた食べる量をコントロールするということが、
最近できなくなってきています。
15kgも頑張って痩せてきたんだし、少しくらいいいのでは?
という気持ちが心のどこかにあります。

これこそ世にも恐ろしい「罪のライセンス」。
継続の前に立ちふさがる最終最強の敵。いわゆるラスボスです。

強大な「罪のライセンス」に対しどのように戦っていけばいいか、
紹介していきたいと思います。

罪のライセンスとは

戦うためにはまず敵を知らなくてはいけません。

「罪のライセンス」は、
ケリー・マクゴニガル著 スタンフォードの自分を変える教室
の第4章で取り上げられている概念です。

人は何かよいことをすると、いい気分になります。そのせいで、自分の衝動を信用しがちになります。
多くの場合、悪いことをしたってかまわないと思ってしまうのです。

たいていの人は、目標に向かって進歩すれば、それを励みにさらなる高みを目指すはずだと思っていますが、
私たちは誰でも少し進歩すると、それをいいことについサボりがちになってしまうことを、心理学者たちは良く知っています。

簡単に言えば、
いいことをした後には反対に悪いことをしたくなる、むしろ自分にはその権利がある。
と勘違いしてしまうことです。

これまで頑張ってきたんだからその分自分へのごほうび。
こんなに苦労しているんだからちょっとぐらいズルしてもいいよね。
というよくある考え方です。

僕もブログの記事が難産で頭を悩ませているときには、
何か甘いものが食べたくなります。
いつもは我慢できていても、こんなにブログについて考えて頑張っているんだから、
ちょっとくらい甘いもの食べても許されるよね?と。

私たちが実際にどれほどよい行いをして、どんなごほうびをもらうべきかについて、脳はまともな判断をしていないのがわかります。

冷静に考えればまったく筋の通っていないあきれた考え方です。
しかし人間なんて案外そんなもののようです。

継続における最大最後の敵

「罪のライセンス」そのものも非常に困った存在ですが、
これと継続が組み合わさることで、さらに恐ろしい特徴を持つようになります。
まさに継続におけるラスボス、不倶戴天の敵といっても過言ではありません。

継続&「罪のライセンス」の恐ろしい特徴を紹介します。

継続すればするほど強大になる

少しよいことをしたら、少し悪いことをしてもいいんじゃない?
となるのが「罪のライセンス」です。

であれば継続によってたくさん成果を上げた場合、
たくさんいいことをした場合、
必然的にやっていい悪いことも大きくなります。

継続すればするほど、結果を出せば出すほど、
「罪のライセンス」が引き起こすマイナスの振れ幅は大きくなるのです。
ここが何よりも恐ろしい点です。

例えば僕は15kgのダイエットに成功しました。
だったら少し位太ってもいいのでは?と「罪のライセンス」はささやきます。

どのくらいなら許されるでしょうか?
仮に5kg太ったとしても、トータルで見れば10kgやせたことになります。
10kgやせたら大したものです。じゃあ5kgくらい問題ありませんね。

なんということでしょう。
僕はダイエットを続けていたはずなのに、
いつの間にか5kg太っても問題ないなどと言っています。

普通に考えて5kg太ったら焦りますよね。
どこが問題ないのでしょうか?頭がおかしくなったのでしょうか?

しかし人間の脳はこのような矛盾を簡単に受け入れてしまいます。
何も特別な事ではありません。

継続すればするほど「罪のライセンス」がもたらす反動は大きくなってしまうのです。

「罪のライセンス」による負の習慣化

もう1つ恐ろしいところがあります。
仮に「罪のライセンス」に負けて5kg太ったとしましょう。
果たしてそこで踏みとどまることができるでしょうか?

5kg太るのにどのくらいかかるでしょう?1ケ月位はかかるでしょうか?
その間に身に付いた太るための食習慣、これを急に改善することができるでしょうか?

継続の果てに「罪のライセンス」に敗北した場合、
これまでとは真逆の悪い習慣が身についてしまう可能性があります。

5kgでは済まされません。
継続によって得たすべての成果が失われることも、またはそれ以上も、十分にあり得ます。
ああ、恐ろしい。。。

継続の成果が出て一息ついたころに奇襲を仕掛けてくる

継続&「罪のライセンス」の組み合わせは、
その強大さはもとより、発生するタイミングも凶悪です。

それまで継続を重ねて、なんとか自分なりに成果を出すことができた。
そうやってほっと一息ついたタイミングでこそ、
「罪のライセンス」は襲い掛かってきます。

誰だって頑張った後は休憩を取りたくなるでしょう。
責めれられることではありません。

そこで「あんなに頑張ったんだから、もう少し休憩していいんじゃない?」
と誘惑してくるのが「罪のライセンス」。
実に卑劣きわまりないやり口。弱った心の隙にこそ付け込んでくるのです。

倒しきることはできない。どこまでいっても立ちふさがる

ここまでの2点も非常に強烈ですが、
最後に絶望すら感じる特徴を説明しなくてはなりません。

「罪のライセンス」は継続をする限り無くなることはありません。
この敵は完全に倒すことができません。

これは構造的な問題です。
継続は何かの目的のために行います。その人にとってはいいことをしているわけです。
いいことをすれば悪いことをしたくなるのが「罪のライセンス」。

継続をする限り、いいことが生まれるのであれば、
「罪のライセンス」がなくなることはありません。

この事実には理不尽さすら感じます。

最後の最後に出てくる強大な敵。しかもこちらの隙をついて奇襲を仕掛けてくる。
やり過ごすことはできても倒しきることはできない。
またいつか現れるしその時はさらに強大になっている。

そんな敵が例えばゲームに出てきたらどうでしょう?
何だこのクソゲー!と思わざるを得ません。

どう立ち向かうか

我々は「罪のライセンス」に屈するしかないのでしょうか?
この強大な敵に立ち向かう術はあるのでしょうか?
継続はクソゲーなのでしょうか?

そんなことはありません。もちろん立ち向かう術はあります。
そして継続はクソゲーなどではありません。

「罪のライセンス」を紹介してくれたケリー・マクゴニガル氏は、
以下のように述べています。

本当の自分は悪いことがしたい人間だと考えていると、よいことをした自分に対して「ごほうび」をあげたくなります。
そういう考え方では、自制心を発揮することは「罰則」のようになり、自分を甘やかすことが「ごほうび」になってしまうのです

「ありのままの自分が最高の自分になることを望んでいるの」のだと、
そして「自分自身の価値観に従って生きていきたい」のだと、しっかりと自覚する必要があります。

“よいこと”をしたと思うから、悪いことをしたくなるのです。
継続の結果を良し悪しで考えるのをやめれば、
「罪のライセンス」が現れることもありません。

これまで継続してきたのは、あくまで自分の価値観に則っておこなった自然なふるまいだ。
自分が望んでいることだからやったんだ。
そのように考えれば、「罪のライセンス」の恐ろしさは大きく減退します。

継続を良し悪しで考えるのはやめましょう。
自分の価値観をベースに考えることで、「罪のライセンス」に打ち勝つことができます。

…といいつつも、それはそれで簡単な事ではありません。
以下「罪のライセンス」に勝ちやすくなるための具体的な考え方を2点紹介します。

「なぜ」を考えれば姿勢が変わる

「なぜ」継続を続けてきたのか、改めて考えてみましょう。
「なぜ」が明確になることは、自分の価値観の明確化につながります。

継続を続ければ続けるほど、
それを始めるきっかけとなった最初の思いは薄れていきます。

上手くいっているうちはそれでもかまいません。
しかし「罪のライセンス」の影を感じるのであれば、
少しくらいサボってもいいかと心のどこかで感じたら、
そもそも「なぜ」自分が継続しているのかを改めて思い起こしましょう。

もしかしたら当初の目的は既に果たされていて、
継続する必要はなくなっているのかもしれません。
もしくは今考えなおしてみると、「なぜ」は少し形を変えているかもしれません。

納得できる「なぜ」を生み出すことができたら、
そこから改めて継続をしてみましょう。

その継続は自身の価値観にそったもの、そうしたいからそうするものであるはずです。
少なくとも”いいことだから”という意識は無くなるでしょう。

「明日も同じ行動をする」と考える

1回くらいサボったことで価値観に反するなんて大げさだと思うかもしれません。
確かに1回だけであれば、その影響は大きくはないでしょう。
本当に1回だけであればですが。。。

人間は習慣の生き物です。
今日とった行動を明日もとるものです。

フルグラを1日で1袋食べたら、明日も1袋食べて、来週も1ケ月後もそれは続くのです(焦)

「罪のライセンス」の誘惑に負けてサボりそうになった時、
「明日も同じ行動をとる」と考えることで、
「罪のライセンス」の影響を正しく見積もることができます。

1回だけなんて都合のいい話はありません。
あなたはきっと毎日その行動をとります。

毎日やるとして本当にそれはあなたの価値観に反しませんか?
それをあなたは納得できますか?

そう考えれば、「罪のライセンス」により強く抵抗できるでしょう。
(勝てると保証はできませんが。。。)

さいごに

ここまでをまとめます。

  • 継続し結果を出した後には、「罪のライセンス」という恐ろしい敵が現れる。
  • 罪のライセンスが恐ろしい理由は以下の通り
    • 継続すればするほど強大になる
    • 継続の成果が出て一息ついたころに奇襲を仕掛けてくる
    • 倒しきることはできない。どこまでいっても立ちふさがる
  • 「罪のライセンス」に立ち向かうためには、自分の行動は価値観に従った自然なふるまいであり、良し悪しによるものではないと意識する

「罪のライセンス」が姿を現すのは、
自信の価値観と継続のつながりを忘れ、当初の目的を見失ったときです。

逆に言えば「罪のライセンス」が現れたときは、
価値観を見直し、新たな出発をするべき時期が来たことの先触れとも考えられます。

恐ろしい敵なのは間違いありません。
しかしうまく対処する方法を見つけ出せれば、
より良い継続を行うためのジャンプ台になるかもしれません。

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