継続したいことがある人は、まず意志力を理解するべき

こんにちは。わりひとです。

いきなり断言します。
継続したいならまず意志力を理解することが必須です。

意志力というと精神論のように思えますが、
実は科学的に存在が証明されています。

意志力って、筋肉のように疲労して、かつ鍛えることができるんです。

意志力を効果的に使うことで、
自分を上手くコントロールできるようになります。
継続も成功しやすくなるでしょう、という話です。

このサイトは継続を成功させるための情報をメインコンテンツとしていますが、
大抵の場合、意志力をいかにうまく使うかに集約されます。
僕はそのくらい意志力は重要だと思っています。

継続したいことがある人には、
ぜひ意志力がどういったものか、知っておいてほしいです。
そして上手く活用する方法を追及してほしいです。

というわけで意志力に関してその概要と、
上手く活用するための基本を簡単に説明していきますね。

科学としての意志力

まず1冊の本を紹介させてください。
ロイ・バウマイスター著 意志力の科学

科学としての意志力を確立させたのは、
まさにこの本の著者 ロイ・バウマイスター氏です。
彼なくして意志力は語れないでしょう。

バウマイスター氏はそれまである種のメタファーとしか見られていなかった意志力を、
種々の実験を通して存在を証明してきました。

ここで1つ有名な実験を1つ紹介します。

クッキーとチョコレートを食べられた学生たちは、およそ20分間パズルに取り組んだ。
同じように空腹だったが何も食べられなかった対照群の学生も同様の結果だった。
だが、クッキーの激しい誘惑にさらされながらラディッシュしか食べられなかったグループは、
立った8分間でパズルを解くのをやめてしまった。

ラディッシュグループはクッキーやチョコレートの誘惑には逆らえたが、
その努力のせいでパズルに取り組むエネルギーが減ってしまったのだ。

お腹を空かせた学生にクッキーとチョコレートを我慢させた後、
パズル(実は絶対に解けない)に取り組ませると、
我慢させていない学生たちよりもはるかに短い時間で投げ出してしまう、
という実験です。

心理学者というのは、なかなか酷いことしますね。。。
しかし実験の表している所は明確です。

意志力は使えばなくなるということです。
クッキーやチョコレートを我慢すると、
次にパズルを粘り強く解くためのエネルギーが失われてしまうのです。

バウマイスター氏とその共同研究者たちは、
このような実験を様々な形で繰り返し、
意志力を科学として確立し広めてきました。

今こうして意志力の重要性が判明したのも、
バウマイスター氏とその共同研究者たちの継続のおかげというわけです。
うーん、感謝。

意志力の特徴

では意志力の代表的な特徴を2つ紹介します。
実は上で紹介したクッキーの実験に、そのエッセンスは含まれています。

意志力は筋肉のように疲労し、また鍛えることができる

意志力をイメージするうえで一番わかりやすい考え方です。

重いものを持ったり激しい運動を行うことで疲労する筋肉のように、
何かを我慢したり決断したりすることで意志力は消耗してしまいます。
意志力は使えばなくなるエネルギーなのです。

先ほどの実験では、クッキーを我慢した分だけ意志力が減っていたので、
パズルを解くために使える意志力が少なくなっていたということです。

また筋肉と同じように、時間をかければ鍛えることもできます。
方法は簡単です。習慣的な行動を変えるだけで、意志力を鍛えることができます。
例えばなるべく背筋を伸ばすようにする、普段利き手で行っている行動を逆の手で行うなど、
消耗しきらない程度に意志力を意図的に使っていうことで、
意志力を鍛えることができます。

この点に関しては別途掘り下げようかなぁと思っています。

全ての種類の行動に用いられる意志力の出どころは1つ

どんな行動をとるにしても、消費される意志力の出どころは同じです。

これはクッキーの実験を考えれば明確です。
クッキーを我慢した事が、それとは全く別のパズルを解くという行動に影響を与えています。
この2つは同じ貯蔵スペースから意志力を取り出しているということです。

実際ありとあらゆる行動を行う際に意志力は消費されますが、
その出どころは常に1つです。

RPGのゲームに例えるとわかりやすいでしょう。
意志力は要するにMPです。
魔法を使えばMPを消費しますし、必殺技的なものもMPを消費します。
まぁ意志力の場合は、”こうげき”をしてもアイテムを使ってもMPが消費されるわけです。
なんというかクソゲー感がありますね。

いずれにせよ、意志力の出どころは1つです。
自分にとって重要なことであれ、どうでもいいことであれ、
同じように意志力は消費されていってしまうのです。

意志力が枯渇するとどうなるのか

では意志力が枯渇するとどうなるのでしょうか?
基本的には自分をコントロールすることが難しくなります。

被験者を自我消耗の状態にしたところ、感情にはっきりした変化は現れなかったが、全ての事に対する反応が強くなったというのだ。
自我が消耗した人は、そうでない人に比べて悲しい映画を見るとより悲しく感じ、楽しい絵を見るとより楽しい気持ちになり、…
(中略)
感情だいけでなく欲望も強く感じるようになり、クッキーを1つ食べた後に、もう1つどうしても食べたくなり、
可能なら実際に追加のクッキーを食べた。

バウマイスター氏は意志力が枯渇した状態を「自我消耗」と名付けています。

自我消耗の状態になると、
自分の感情や欲望をより強く感じてしまうようになり、
結果誘惑に負けてしまいやすくなるようです。

また外からの刺激に強く反応してしまうため、
目の前の事に集中できなくなります。

継続の観点から見るとこれは大きな問題です。
継続とは自分をコントロールして、より良い方向に向かわせる活動とも言えます。

意志力が枯渇して、自分をコントロールできなくなれば、
何が対象であれ、継続も困難になるでしょう。

継続という観点から見ても意志力は重要であり、
いかに上手く意志力を使うかが、継続を成功させるカギであることが分かります。

1つの事に集中する

ではどうすれば意志力を効果的に使うことができるのでしょうか?

これには様々な方法が考えられるのですが、
ここでは1つだけ、どんな場合でも有効な基本の方法を紹介させていただきます。

「一度に一つのことに絞って集中する」というものだ。
自己改善の目標を同時に二つ以上立てた場合、
貯蔵庫からエネルギーを引っ張り出して、
しばらくの間は順調に進められるかもしれないが、
消耗の度合いがより大きくなるため、後から大きな失敗をする可能性が高くなる。

「一度に一つのことに絞って集中する」こと。
これが基本原則です。

意志力は有限で、何をしても同じところから消費されるので、
やろうと思うことが増えれば増えるほど、枯渇する可能性が高くなります。

これは継続をかんがえるなら、なおさら重要です。

短期間なら色々なものに手を出しても、意志力の貯蔵庫は枯渇しないかもしれません。
ただ数か月単位、場合によっては年単位での取り組みが必要となる継続においては、
消耗が積み重なって意志力が枯渇してしまうことが十分起こり得ます。

意志力をいかに”やりくり”するかを意識するべきです。
そのためにも、あれもこれもと手を出さず、1つの事に集中しましょう。

おわりに

ここまでをまとめます。

  • 昨今の研究で意志力は科学的に存在が確認されている。
  • 意志力の主な特徴は2つ
    • 意志力は筋肉のように使えば疲労し、また鍛えることができる。
    • 全ての種類の行動に用いられる意志力の出どころは1つ
  • 意志力が枯渇すると自分をコントロールすることが困難になる。
    継続の観点から見ると大きな問題
  • 意志力をより上手く運用するためには、一度に一つの事に集中することが重要。
    長期的な取り組みが必要となる継続においては、意志力のやりくりを意識するべき

継続が苦手な人は多いでしょう。
何をやっても続かない、継続できない、という話はよく聞きます。
継続できない自分はダメな奴だ、と悲観的になる人もいるかもしれません。

しかし意志力について理解した今、その考えが間違っていることが理解できるでしょう。
継続できないのは、意志力の枯渇が理由です。

ダメな奴かそうでないかなど、関係ありません。
意志力を上手く使えなければ、人間は誰でも継続なんてできないのです。

逆に言えば意志力を理解し上手く活用できるなら、
誰でも自分の望むことを継続できるようになるはず。

ぜひ意志力について、自分はどう向き合うべきか考えてみてください。
継続にとってプラスになること間違いなしです。

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